2019年10月7日月曜日

Kazuko Mitsushima & RITSUKO OGURA 作品展のお知らせ

近日中に ガラス作家 光島和子と パーマネントモダンでは初登場となる 小倉理都子の作品展を開催致します!!

大胆で圧倒的、そしてモダンなアート作品のようなジュエリーをぜひご体験ください♪



Kazuko Mitsushima / 光島 和子

光島は彫金を学んだ後、たまたま訪れた工房でガラスそのものの美しさに強く惹かれ、ガラス作品の制作を始める。各地でガラス 制作技術を磨き試行錯誤の結果、独自のスタイルを確立。初めてのガラスジュエリーの個展は1973年、その後40年以上にわたり制作を続け、ガラスジュエリーのパイオニア的な存在でありながら、今もなお第一線 で活躍し続ける。“面白いからもっと先へと歩みを進める、楽しいからもっと多くのことを学ぶ、次のイメージが湧いてくるから 新たな作品を手掛ける。これからもそんな自然体でガラスと一緒の旅を続けたい。” と光島は語る。 近年は、“自然の造形物である宝石” と、“人間が生み出したガラス” に共通点を見いだし、組み合わせようというアイディアにた どり着き、新たな可能性を生み出している。


今回光島がテーマにしているのは白と黒、透明なガラス。ガラスのジュエリーは身につけた時に最も輝くと語る光島は、アーティスティックなジュエリーを制作しながらも、飽きずに日々使えて身につける人の個性も引き立たせるような、装身具としての機能にも気を配っています。 ガラスのジュエリーは、出来上がった作品を見ると作者の思い通りに制作されたように見えるものも、制作過程での試行錯誤があって完成されています。 例えば、白いガラスと黒いガラスは溶ける温度が違うため、ジュエリーを制作するには高い技術を必要とします。数々の作品を生み出して来た光島は、その過程すら楽しみ、ガラスの造形表現の多様性に挑み続けています。光島の創作活動に限りはありません。









Ritsuko Ogura / 小倉 理都子

1978 年 中村ミナトに師事。1990 年代より国内外で多数のグループ展、個展、美術館での展覧会、アート・フェアーなどに参加。 工業製品がアートジュエリーになることを明らかにしたかったとの思いで生まれた段ボールのジュエリーや、時間の経過と記憶が 喚起させる抽象的概念をジュエリーとして成立させたいと模索したフィルムの作品など、様々な素材を駆使し、枠にとらわれない実験的 で存在感のあるジュエリーを発表し、国内外で活躍している。 作品は欧米の様々な美術館のパブリックコレクションに所蔵されている。

1960年代から欧州を中心に世界へ広がったコンテンポラリージュエリーは、素材の価値に頼らず、自由に表現したアート性の高いジュエリーとして知られています。装身具の機能と美しさを持ち、ひとつのコミュニケーションツールになることが魅力的なコンテンポラリージュエリー。 自由な発想のもとに様々な素材を用いたジュエリー制作に挑戦する小倉は、コンテンポラリージュエリー作家として海外での評価は高く、作品は欧米の様々な美術館のパブリックコレクションに所蔵されています。

本展では、漆作家の高橋敏彦氏に表面仕上げを依頼した作品制作にも意欲的に取り組み、これまで制作してきたシルバーリングを発展させた新作、漆の指輪がお披露目されます。また、敢えて市販の塗料で着色したカラードリングも、ジュエリーの自由な可能性を感じられることでしょう。